政界の実情 本文へジャンプ
制作年月日 平成19年7月25日 
警鐘を鳴らす議員ロン・ポール


今まで暗くなるような事実ばかり書いてきましたが、ここでようやく 一筋の希望の光を紹介できます。
私の大好きなこの国は、やっぱり捨てたものではありませんよ。
買収されていない良識派の議員が存在していたのです。
そしてその議員が今度の2008年の大統領選挙に、共和党候補として立候補を表明しているのです。
この人物の考えは一言で言えば、アメリカ独立の時の建国の理念に立ち戻ろうというものです。
それを保守といえば言えないこともないのですが、約250年も前の政策に立ち戻ろうというのですから、現在の状況に合致しない面がかなりあります。
アメリカ建国の理念は、内政的にはそれぞれの独立した国家が寄り集まった連邦制を基本としているので、連邦政府よりも州政府の方により多くの権限を持たせて、連邦政府が代表するのは対外的な外交と、2つ以上の州にまたがる問題を解決するという2点だけに限られていたので、連邦政府は今の言葉で言うと”小さな政府”で足りるのです。
防衛も州が自分達の兵隊を持つことは許されていたのでした。
だから現在でも州兵を擁する州が、NYやNJを始めとしてかなり存在するのはその時の名残なのです。
もっとも現在州兵は、1910年代に作られた法律によって連邦軍の予備軍としてその存在が規定されてしまいましたから、設立当初の目的である州の防衛はできません。
外交的には 他国の問題には干渉しない孤立主義を長い間守っていたのです。
しかしこの伝統は日本の真珠湾攻撃がぶち破ってしまい、現在は世界の警察として 自他共に認める覇権主義になっています。
また環境問題は本来は州政府が決める問題であると規定されていて、連邦政府が作った環境庁は本来は州政府に帰属すべき役所なのです。
そしてこの人物は 世界中に散らばるアメリカ軍を徐々に本国に戻して、自国の防衛だけに専念させる方針ですから、軍産複合体にとっては悪夢のような存在です。

時代錯誤もはなはだしいと私は思うのですが、彼は銃の規制に反対しています。
アメリカ建国当時治安を守る法律などは無いに等しく、賊から家庭を守るのは個人の責任という風潮だったので銃は必需品でしたから、規制が全くなかったのは当然の事として理解できるのですが、それを現在のように警察の力が強く治安が保たれている時代に適用しようというのは、少し無理があると思います。

私は現在アメリカが直面する数々の問題は、巨大化した軍需産業と100%私立の連邦準備銀行を国家の中央銀行にしている連邦準備委員会の2つから生じていると信じていますが、この人物は今回の大統領選挙を闘う目玉として 連邦準備制度の見直しと、連邦の所得税排除を謳っているのです。
過去何回も行われてきた大統領選挙において、この問題を取り上げた候補者は私の知る限りでは、皆無なのです。
過去において5人の大統領が在職中に命を無くしています。
病死の一人を除いて4人が暗殺されているのですが、この4人共私立の中央銀行が国から奪ってしまった造幣する権限を、取り戻そうとしたという共通点があるのです。
そのために誰もこわがって近寄りもしなかった問題にこの人物は焦点をあてて、大変に多くの一般人が見る大統領候補者同士の公開討論会で、この制度の弊害を一般民衆に語っているのです。
私はこの勇気を高く評価したいのです。
しかしこの私立の中央銀行というのは、国際金融資本家達の財源確保の一番根幹をなす制度ですから、それを変革しようという彼の口封じに動く可能性は非常に高いのです。
また世界中に展開しているアメリカ軍を全て引き上げたら、必然的に国防予算が大幅に縮小されますから、これは軍産複合体にとっては致命的なことですから、この連中にとってもこの人物は生かしてはおけない存在だと思います。
なんとか無事にこれを乗り切って欲しいものです。

私の独断の考えなのですが、彼は自分が大統領に成ろうとは考えていないと思うのです。
24年の長きに渡って政界に生きている彼が、今になって大統領選挙に出てきたのは、一般の人を啓蒙するのが大きな目的だと思うのです。
多分同時テロ以来、ブッシュ政権が行ってきた不正選挙や憲法をないがしろにする数々の悪法の立法化等にいよいよ腹に据えかねて、ブッシュ達の背後にいて一番旨い汁を吸っている国際金融資本家達の悪事を日向に出す事を考えて、同時テロ以来国民の間に”何かがおかしい”という空気が広がっているこの時を、最後の機会として今度の選挙を利用していると思います。
現在10人いる共和党の候補者の中でも、泡沫候補と大手マスコミは彼にレッテルを張って、なるべく彼の事を番組で取り上げないようにしていますが、インターネットにおいては彼の支持は群を抜いて一番なのです。

ちなみに彼は 連邦所得税を聴取する国税庁は議会の正式な承認を受けていないので違法な役所なので、即刻廃止すると公言しています。
国税庁は 連邦準備銀行に払う利子を 国民の連邦所得税でまかなうために設立されていますから、連邦準備制度が改革されて民間の企業でなくなり 政府が連邦準備銀行に利子を支払う必要がなくなれば 自然と消滅する性質のものです。

現在のアメリカの現状について深く憂慮し、アメリカ国民に警鐘を鳴らし続けてきたこの偉大な下院議員は テキサス州選出の共和党議員ロン・ポールという人物です。

同時テロ直後に イラク戦争に反対した上院議員ウェルストンは 原因不明の飛行機事故で亡くなり、政府に同時テロの真相究明を求めて立ち上がったジョージア州選出の民主党下院議員シンシア・マッキニーは (長くなるので詳細は詳細は省きますが、組織だった妨害の為に)2002年と2006年の選挙で落選しましたから、現在面と向かって議会でブッシュ政権に立ち向かっている議員は ロン・ポール氏ただ一人だと思います。 

彼の言動を紹介しているビデオを見つけましたので 翻訳しました。
彼はこの中で 傷痍軍人が病院での治療を拒否されている現実を指摘し、CIAやNSA等の政府機関が巨額の予算を使いながら 何をやっているのか公表されていない事実を指摘して 予算の使い方を根本から改革することを約束しています。

例によって このページの翻訳をプリントアウトしてから ビデオを見られることを薦めます。
http://www.youtube.com/watch?v=IWfIhFhelm8&mode=related&search=
文頭の数字は 文が表れる秒を意味します。

00:00”ごまかしと裏切りは 正直であるだけの知能を持たない愚か者の行為である。”
                              ベンジャミン・フランクリン
00:07 (2007年5月3日にカリフォルニア州シミ・バレーで行われた2008年大統領選挙の1回目の共和党候補者の討論会を生中継したMSNBCの映像です。)
司会者の質問: もし貴方が大統領だとしたら 国税庁消滅に取り掛かりますか?

ロン・ポールの答え: すぐに!

00:15 ”現在 個人の所得税は連邦の収入の3分の1であります。
00:22 提案された2007年予算の3分の1を除いたとしても 連邦予算は1.8トリリオン(216兆円)ーーこれは6年前の200年の総予算よりも大きい金額なのです。・・・
00:29  国家の予算支出を2000年の規模程度に抑えることができない と本気で考えている人はいないと思うけど どうですか?”
                   下院議員 ロン・ポール   2006年4月11日


00:34 ”ところで 私が減税と言うのは、税金の体系を弄ぶことではありません。私は所得税と国税庁を撤廃することを言っているのです。そしてその代わりを置かないのです。” 
                     下院議員 ロン・ポール  2002年

00:43  (MSNBCの生中継の続きです。)
ロン・ポール談: 何が政府の役割かという考えを新たにした時にのみ それ(国税庁の撤廃)が可能である。 もしあなた方が 国民の誕生から死ぬまで 政府が面倒を見るべきであると考えているなら、そして外交政策の為に 何百億ドルという税金を使っても出来もしない世界中の治安の維持にアメリカ政府が勤めるべきであると考えるなら 国税庁は撤廃できない。 しかし もしあなた方が税金を安くして欲しいなら、そして政府がお金が不足しているからと紙幣を印刷し続けて インフレを引き起こすのを止めて欲しかったら 考えを変えなくては駄目です。

01:13 ”一つ はっきりしていることがあります。一般市民が殆ど半分近くの自分の稼ぎを政府に支払うような国家を作ることを アメリカ建国の父達は絶対に意図しなかったと言うことです。”             下院議員 ロン・ポール  2001年7月17日

01:21 (MSNBCの生中継の続きです。)
(大統領になって)最初の週に 私は既に国税庁を撤廃しましたから、次の週には 誰も話そうともしないインフレーションタックスを撤廃します。 我々は費用を負担する余裕もない外交政策と奨励された社会保障制度のせいで 我々の収入を越えた生活をしています。 我々は紙幣を印刷します。お金の価値は下がります。 そして貧乏な人ほど 高い値段を払います。 それが税金なのです。
それは 貧乏な人と中流クラスの人達から ウオールストリートへの富の移動なのです。
ウオールストリートは実に景気が良いです。しかし インフレ税がこの国の中流クラスを侵食しているのです。 我々は健全な通貨で インフレ税を失くす必要があるのです。
01:54 政府が税金を使えば使うほど、自由が無くなっていくことを 理解する必要があります。
02:00 ただ単に予算の額を討議するだけでなく、予算を与えられている省庁や政府機関やプログラムが 本当に必要なのかどうかを討議するべきである。”
                    下院議員 ロン・ポール 2004年3月25日

02:08 (国税庁廃止は)何も過激な事じゃないんです。
むしろ私にとって過激といえる事は 予算を使い過ぎて、そして借り過ぎて、その結果としてお金が足りなくなってきたら紙幣をどんどん印刷し、そして何故 こんなに赤字が続くのだろうと不思議がって、その上中国からお金を借りて我々の軍事費に当てていることです。
沢山のアメリカ人がこの事実に気がつき始めています。

02:24 ”私は議員達が一般的に行っている議会における取引ゲームーーわが国のゲシュタポ(CIAやNSAのような秘密機関の事)にあなた方からの税金を使わせながら 国税庁の廃止を通告したり、又は秘密機関のために違った形の連邦税を考え出してあなた方から搾り取ろうというような取引ーーを演じるつもりがないことは 皆さんはご存知の事と思います。
02:34 私はまた 連邦準備制度を廃止する意向です。
我々の通貨の価値と公定歩合の数字は 大理石の宮殿の中で秘密に会合を持つ少数のパワーエリートによって 操られるべきではないのです。
02:45 連邦準備制度がなかったら 大きな政府や大きな銀行の要請で 我々の通貨はインフレにならないのです。
あなた方の収入や貯蓄が その価値を失わないのです。”
                     下院議員 ロン・ポール  2002年

02:55 (アナウンサー) 貴方は 共和党候補の中で ただ一人だけ最初からイラクでの戦争に反対を表明していますが、それを今晩の討議会で持ち出すつもりですか?
03:04 (ロン・ポール) もし その機会があれば勿論です。 現在アメリカの国民の70%が 外交政策は間違った方向に進んでいるので 見直したいという意見ですからね。

03:13 ”軍事力は 自己防衛においてのみ正しいと認められる。明らかな他国への侵略は独裁者の領域で、ならず者のやる事である。 これは 新しい形の”先制の第一攻撃”政策の脅威である。”
                    下院議員 ロン・ポール  2002年9月4日

03:23 (アナウンサー) 貴方は戦争に反対していますが、貴方の仲間のここにいる共和党の人達は 何故間違っているのですか?
03:29 (ロン・ポール) それは 非常に良い質問ですよ。 何故70%のアメリカ人が 我々にイラクから撤退してもらいたがっているのか そして何故 去年共和党が選挙に負けたのか(ここの皆さんに)質問してみたらいかがですか?
我々は 外交政策を見直し、(他国の)内政不干渉の政策をとることを強く提案します。


03:45 ”もし我々が 敵を特定できなかったり、特定しなかったら、そのような敵(注:テロリストとの戦争を指しています)と戦う費用は際限がなくなります。 
我々は わが国の兵士を何人失う覚悟があるのですか?
03:54 どれだけの戦費を使う準備があるのですか?
03:57 わが国と他の国の 多数の罪もない善良な市民が殺されるのを 黙ってみているつもりなのですか?
04:03 何人のアメリカの市民を危険にさらしましたか?
04:06 どれだけの市民的自由(思想、言論の自由)を手放す覚悟があるのですか?”
                  下院議員 ロン・ポール  2002年9月25日

04:12 (画面はロン・ポール氏)宣戦布告をしていない、そして必要のない戦争に反対することに 我々保守派は恥ずかしがることはないのです。わが国は第2次世界大戦以来 ずっと戦争をしていますが、宣戦布告は通告したことがないのです、また我々は戦争などしたくなかったのです。

04:27 ”国民の誰もが喜ばない事態に発展していく危険をはらみ、全く価値の無い戦争に この国民を駆り立てる前に2度考えるように このたび私は議会に提案するために立ち上がりました。”
                    下院議員 ロン・ポール  2002年9月4日

04:38 (中東のどこかで撮影したフィルムが画面に出ています。)
我々は自分達のことにもっと注意を向けるべきです。
そして建国の父達のアドバイスに耳を傾けるべきです。
それは 混乱している提携から手を引いて、他国の建設にも関係せず、他国の内政に口出しするなということです。 我々がこの政策をしっかり抱えていたら 沢山のアメリカ人が死なずにすんだのです。

04:53  ”全ての国家と通商し、どことも同盟を結ぶな、
      という事を我々のモットーとすべきである。” トーマス・ジェファーソン

04:58 (画面にはロン・ポール氏)
中東から軍隊を引き上げるのにこれ以上の費用は必要ないのです。 すでにパイプライン建設用に600億から700億ドルのお金が用意してあるのだから アメリカ兵を無事に母国に戻すのに十分な費用はあるのです。
我々が今 必要なのは戦争で傷ついた傷痍軍人を助けるための費用なのです。
わが国の政府は退役軍人を無視し、軍人用病院を無視しています。
それなのに 我々は民主党が代案を出さないでいる戦争を継続させるために より多くの費用を使おうとしているのです。
それで 私が考えるに 共和党の取るべき道として ブッシュ大統領はわが国の内政に専念し、世界中のパトロールを止めて、他国の建設にも関係せず、他国の内政に口出ししないという偉大な政策を採用すべきであります。
05:43 (女性のアナウンサー)
ということは 貴方は 全ての兵士を即刻帰国させるのですか、大統領として今すぐやるとしたら・・・・・、
05:46 (ロン・ポール氏)
これを24時間で完了できるとは思わないが、内政不干渉の政策を 企画し進展させるべきである。
何故 アメリカ兵が韓国に50年も駐在する必要があるのでしょうか?
何故 ヨーロッパに駐在する必要があるのでしょうか?
そんなことしてたら我々は 破産しちゃうよ。
我々は外国に兵隊を駐在させる必要はないのです。
我々は もっと国内でお金を使う必要があるのです。
我々は 自国の国境を心配すべきで、世界中の国境を心配し、シリアとイランの国境を心配する必要はないのです。
そんなことは わが国の安全保障とは何の関係もないのです。
我々は 自分の国の安全保障を心配すべきなのです。
わが国の軍隊は 手を広げすぎているので 現在窮地に陥っています。
いつの日にか 私達は目を覚ます必要があるのですが、どうも私はこの国が破産してニッチもサッチも行かなくなるまで気がつかないのではないかと思いますが、その日が段々近づいていると思います。

06:24 ”政府のプログラムの失敗は より断固とした努力を促しますが、その一方で自由の消失は無視され、又は理由付けて取り上げられます。
06:32 それが貧困、ドラッグ、テロリズムに対する戦争であったとしても、
06:37 又は今日におけるヒットラーに対する戦争であったとしても、あちこちにおいて自由が少し犠牲になるのは 仕方がないのだということを 人々に納得させるのに愛国心に対する訴えが使われます。
06:45 その結果はぞっとさせるものですが、時を経ずしてもっとぞっとするものになるのです。”
                  下院議員 ロン・ポール  2003年12月9日

06:54 (画面には星の形が流れ、やがて星条旗が現れます。)
07:11 (画面に次々に ロン・ポールの過去の業績が文章で流れます。) 
彼は決して 増税に賛成したことはありません。
彼は決して 赤字予算に賛成したことはありません。
彼は決して 議員歳費値上げに賛成したことはありません。
彼は一度も 費用が政府持ちの視察旅行に出かけたことはありません。

彼は 米国愛国者法案に反対票を投じました。
彼は インターネット規制法案に反対票を投じました。
彼は イラク戦争に反対票を投じました。
彼は 連邦の銃規制法案に賛成していません。
彼は 連邦省庁の権限増強に賛成していません。

07:38 彼は 利益の上がる議会の年金制度に参加していません。
07:44 彼は 毎年の議員歳費の一部を米国財務省に返還しています。
07:50 彼は 1960年代に空軍の航空医官として勤務しました。
07:55 下院議員ロン・ポールは1970年代と80年代初頭に議会の銀行委員会の委員として勤務しました。
08:01 ポール博士は連邦の税金を廃止し、予算と規制を低くすることに一貫して投票しています。そして議会では 政府を本来の憲法に記された機能に戻すように積極的に活動しています。
08:11 1984年 彼は自分の意思から議員生活に辞して 医療業務に戻りました。

08:17 ポール博士は テキサス州14地区の代表として1977年に議会に戻りました。
08:23 彼は現在 議会の金融制度委員会と議会の外交委員会の委員です。
彼は 連邦政府を大きく縮小し、憲法の原則に戻ることを 主張し続けています。

08:36 夢を見続けるのをやめよう。(現実を見よう)
08:39 共和制国家を再生させよう。
08:42 ロン・ポール 2008年

                  メーンページに戻る

 ホームページ     経済の実情       金融の実情       その他